
5人で囲むも…約束事が破綻した2失点目/永島昭浩
日本にとって2失点目がすべてだった。相手は左足のシュート能力がある選手と分かりながら、日本は5人の選手で囲んでいるのに責任の範囲が曖昧で中途半端だった。あの場面はMFではなく、DFの選手…[続きを読む]
◆永島昭浩(ながしま・あきひろ) 1964年4月9日、神戸市生まれ。御影工から83年に松下(現G大阪)入り。清水、神戸で活躍。J通算165試合65得点。日本代表Aマッチ4試合出場。
日本にとって2失点目がすべてだった。相手は左足のシュート能力がある選手と分かりながら、日本は5人の選手で囲んでいるのに責任の範囲が曖昧で中途半端だった。あの場面はMFではなく、DFの選手…[続きを読む]
日本は冨安と吉田のセンターバック2人の守備がほぼ完璧だった。イランはロングボールを含めてどんどん蹴ってきたが、惑わされることなく、1対1でつぶすところはつぶし、逆に引くところは引く。スペ…[続きを読む]
今大会を通じて言えることだが、日本の選手の表情がすごくいい。喜怒哀楽を激しく表現するのではなく、目の前のプレーに集中するような、いわば淡々とした表情が多い。ベトナム戦で言えば、例えば前半…[続きを読む]
日本は高い位置でのプレスが効いていた。武藤、原口、堂安らが前線から果敢に守備にいき、サウジアラビアのパスやドリブルといった個人技の高さを発揮させなかった。相手の攻撃の1人目、2人目、つま…[続きを読む]
日本がウズベキスタンに逆転勝ちをできたのは、前半43分の武藤の同点ゴールがすべてだと言える。失点からわずか3分後でハーフタイム突入目前だった。仮に日本が後半も1点を追う立場だと、相手はよ…[続きを読む]
得点機を作るという意味ではトルクメニスタンとの初戦より、オマーン戦の内容はよかった。前半は特に中央を崩してサイドから得点機を多く作った。球離れもよく、最終ラインの吉田から40メートルほど…[続きを読む]
日本が苦戦した最大の原因は、攻撃時の横の揺さぶりに7~8秒も時間を費やす場面が多かったからだ。そこまで費やせば相手守備は態勢を整えられる。5秒以内、理想は3秒ほどで大きなサイドチェンジを…[続きを読む]