MLBでは来シーズンに向けたチームづくりの動きが活発化している。スポーツ専門局ESPNの電子版は、5年間で3回目のワールドシリーズ進出を果たしたものの敗退したアストロズが抱える3つの課題を報じた。

アストロズの主要選手ではカルロス・コレア遊撃手、ザック・グリンキー投手、ジャスティン・バーランダー投手、イミ・ガルシア投手、ケンドール・グレーブマン投手、ライアン・プレスリー投手、ユリ・グリエル内野手がFAとなっている。このうちプレスリーとグリエルに関してはチーム側がオプション権を持っており、行使するだろうとした。

その中で1つめの課題として挙げたのが、コレアについてだ。今年2度目のオールスターに選出され、初のゴールド・グローブ賞に輝いた27歳のコレアはまさにノリに乗ったMLBを代表する遊撃手となっている。記事ではFA遊撃手で最も大型の契約になるのは必至で、再契約は難しいだろうと判じた。

その上で穴を埋める候補として2018年のドラフトで3巡指名したジェレミー・ペーニャが守備が突出しているだけでなく、パワーもあるので内部昇格のトップ候補に挙げている。コレア、グリンキー、バーランダーが抜けると6630万ドルもの給与が浮くことになり、FA遊撃手を獲得する可能性もあるが、先々の契約更新を考えるとペーニャに賭けるだろうとした。

その上で遊撃手を獲らないとしたらFAでどんな選手を狙うかが2つ目の課題として挙げられた。給与に余裕があるので先発投手を獲得するのが妥当で、バーランダーとの再契約の可能性もあるが、大物獲りに動くのではと指摘している。特にドジャースからFAとなっている37歳のマックス・シャーザー投手と短期の大型契約を結ぶことも有益だと指摘している点は興味深い。

3つ目の課題だが、意外にもダスティ・ベイカー監督だという。72歳のベイカー監督も契約が終了し、FAなのだ。監督自身は2022年の復帰に意欲を示しているものの、ホワイトソックスとの地区シリーズ時にジム・クレーン・オーナーは「我々は本当に何も話していない」とコメントしている。

さらにジョー・エスパーダ・ベンチコーチがここ数年、メッツなどの監督候補として挙げられるようになっており、このオフにも監督候補となるだろうとしている。もしアストロズがエスパーダ氏を次の監督として考えているのなら、ベイカー監督が去ることになるだろうとした。

果たしてアストロズがこれらの課題をどう克服していくか注目だ。